令和2年秋期試験問題 午前Ⅱ 問5
問5解説へ
プロジェクト期間の80%を経過した時点での出来高が全体の70%,発生したコストは8,500万円であった。完成時総予算は1億円であり,プランドバリューはプロジェクトの経過期間に比例する。このときの状況の説明のうち、正しいものはどれか。
- アーンドバリューは8,500万円である。
- コスト差異は-1,500万円である。
- 実コストは7,000万円である。
- スケジュール差異は-500万円である。
正解 イ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの時間
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの時間
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解説
- アーンドバリュー(Earned Value:EV)は、現時点までに完了した作業に割り当てられていた予算です。完成時予算が1億円で現時点までに全体の70%の作業が終了しているので、
EV=1億円×0.7=7,000万円
したがって誤りです。 - 正しい。コスト差異(CV)は、EV-ACで求めます。EV:7,000万円、AC:8,500万円なので、
CV=7,000万円-8,500万円=-1,500万円
したがって適切です。 - 実コスト(Actual Cost:AC)は、現時点までに実際に投入した総コストを表すので8,500万円です。したがって誤りです。
- スケジュール差異(SV)は、EV-PVで求めます。PV(Planned Value)は、プロジェクト開始当初、現時点までに計画されていた作業に対する予算です。完成時予算1億円のプロジェクトが開発予定期間の80%を経過したので、PVは以下のように計算できます。
PV=1億円×0.8=8,000万円
SV=7,000万円-8,000万円=-1,000万円
したがって誤りです。
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