平成27年春期試験問題 午前Ⅱ 問16
問16解説へ
安全性や信頼性について,次の方針でプログラム設計を行う場合,その方針を表す用語はどれか。
〔方針〕
不特定多数の人が使用するプログラムには,自分だけが使用するプログラムに比べて,より多くのデータチェックの機能を組み込む。プログラムが処理できるデータの前提条件を文書に書いておくだけでなく,その前提を満たしていないデータが実際に入力されたときは,エラーメッセージを表示して再入力を促すようにプログラムを作る。
〔方針〕
不特定多数の人が使用するプログラムには,自分だけが使用するプログラムに比べて,より多くのデータチェックの機能を組み込む。プログラムが処理できるデータの前提条件を文書に書いておくだけでなく,その前提を満たしていないデータが実際に入力されたときは,エラーメッセージを表示して再入力を促すようにプログラムを作る。
- フールプルーフ
- フェールセーフ
- フェールソフト
- フォールトトレラント
正解 ア問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア方式設計・詳細設計
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア方式設計・詳細設計
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解説
- 正しい。フールプルーフ(fool proof)は、不特定多数の人が操作するシステムに、入力データのチェックやエラーメッセージの表示などの機能を加えることで、人為的ミスによるシステムの誤動作を防ぐように設計する考え方です。
- フェールセーフは、システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う設計方針です。
- フェールソフトは、障害が発生した時に、多少のシステム性能の低下を許容し、システム全体の運転継続に必要な機能を維持させようとする設計方針です。
- フォールトトレラントは、機器やシステムの一部に障害がエラーが発生しても、予備系への切替えやエラー補正などで必要な機能を提供し続けることができる能力です。これを実現するには各機器を二重構成にし障害発生時には機器の切替えを即座に行える設計であることが条件となります。
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