平成27年春期試験問題 午前Ⅱ 問6
問6解説へ
プロジェクトの人的資源マネジメントに関して,"ブルックスの法則"で述べられていることはどれか。
- エンゲージメントが高まると,プロジェクトメンバーは問題に対して自律的に対応するようになる。
- 技術が発展し,高度な技術の利用が進むほど,人を中心にしたプロジェクトマネジメントが重要になる。
- 担当者の業務を可視化しなければいかに優秀なプロジェクトマネージャでも適切な管理はできない。
- 遅延しているプロジェクトへの新規要員の追加は,更なる遅れをもたらすだけである。
正解 エ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの資源
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの資源
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解説
ブルックスの法則は、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅延を発生させるだけだ」というプロジェクトマネジメントに関する格言です。IBMの開発者であるフレデリック・ブルックスが著作「人月の神話」で提唱しました。
開発規模を人月という尺度で考えれば、人を投入した分だけ月が減るはずですが、実際にはそうではありません。これはプロジェクトに新規要員を投入すると、教育や作業の再分担、要員間のコミュニケーションなどによる多大なコストが新たに発生するからです。ブルックスは、この考え方に基づいて、単純な要員投入で遅れを取り戻せるのはコミュニケーションコストが発生しない場合だけであると述べています。
開発規模を人月という尺度で考えれば、人を投入した分だけ月が減るはずですが、実際にはそうではありません。これはプロジェクトに新規要員を投入すると、教育や作業の再分担、要員間のコミュニケーションなどによる多大なコストが新たに発生するからです。ブルックスは、この考え方に基づいて、単純な要員投入で遅れを取り戻せるのはコミュニケーションコストが発生しない場合だけであると述べています。
- マクレガーのY理論で述べられていることです。
- 出典不明です。
- 出典不明です。
- 正しい。ブルックスの法則で述べられていることです。
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