平成28年春期試験問題 午前Ⅱ 問14
問14解説へ
PMBOKによれば,プロジェクトリスクマネジメントにおける定性的リスク分析で実施することのうち,適切なものはどれか。
- 感度分析によって,プロジェクトに与える影響が大きいリスクを明確にする。
- 定量的リスク分析の結果に基づいて,リスクの優先順位付けをする。
- リスク対応計画に基づいて,発生するおそれがあるリスクを具体的に特定する。
- リスクの発生確率と影響度を査定した結果に基づいて,リスク登録簿を更新する。
正解 エ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのリスク
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのリスク
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解説
PMBOKによれば、プロジェクトリスクマネジメントは次の手順で実行されます。
- 1. リスクマネジメント計画
- リスクマネジメント活動の実施計画を定義する。
- 2. リスク特定
- プロジェクトに影響を与えるリスクを洗い出し、リスク登録簿を作成する。
- 3. 定性的リスク分析
- リスクごとに発生確率と影響度を査定し、対応の優先順位を付ける。
- 4. 定量的リスク分析
- リスクごとに影響の大きさを数値的に査定し、対応の優先順位を付ける。
- 5. リスク対応計画
- リスクの優先順位に従い、プラスのリスクに対しては、より影響が大きくなるように、マイナスのリスクに対しては影響が小さくなるような対策を策定する。
- 6. リスクコントロール
- プロジェクト期間中にわたってリスク対応計画を実行する。新たに生じたリスクに対してはリスクの特定~リスク対応のプロセスを実施する。
- 感度分析は、定量的リスク分析で使用される手法です。
- 定性的リスク分析は、定量的リスク分析に先だって実施されます。
- リスク特定で実施する作業です。またリスク対応計画は、リスク特定よりも後に実施されます。
- 正しい。定性的リスク分析で実施することです。
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