平成28年春期試験問題 午前Ⅱ 問7

PMBOKによれば,アクティビティの所要期間を見積もる際の資源カレンダーの用途として,適切なものはどれか。

  • アクティビティが必要とする資源の種類と量を特定する。
  • アクティビティが必要とする資源を区分と類型別に階層表示し,必要な資源を明確にする。
  • アクティビティが必要とする資源を利用できる作業日及びシフトを取得する。
  • 過去のプロジェクトにおいて類似のアクティビティが必要とした資源の種類と量を取得する。
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分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの資源
解説
アクティビティ所要期間見積りは、タイムマネジメントで実施するプロセスであり、次の10つのインプット情報が示されています。
  1. アクティビティ資源に対する要求事項
  2. 資源カレンダー
  3. プロジェクトスコープ記述書
  4. 組織体の環境要因
  5. 組織のプロセス資産
  6. リスク登録簿
  7. スケジュールマネジメント計画書
  8. 資源ブレークダウンストラクチャ
  9. アクティビティリスト
  10. アクティビティ属性
資源カレンダーは、プロジェクトで必要となる資源(要員・機器・物質・施設など)ごとに、利用可能である時間枠を示したものです。資源カレンダーには、プロジェクト期間中における要員の作業可能時間や休暇、および機器の使用予定などが記入されます。また、必要に応じて能力(性能)、種別、量、可用性などの情報を含むこともあります。アクティビティの所要期間は、資源カレンダーの情報を踏まえて見積もられます。
  • アクティビティ資源要求事項の用途です。
  • RBS(Resource Breakdown Structure,資源ブレークダウンストラクチャ)の用途です。
  • 正しい。資源カレンダーの用途です。
  • 過去の情報は組織のプロセス資産から得ます。

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