平成30年春期試験問題 午前Ⅱ 問11
問11解説へ
PMBOK第5版によれば、プロジェクト・リスク・マネジメントでは,定性的リスク分析でリスクの優先順位を査定し,定量的リスク分析でリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数値的に分析する。定性的リスク分析で使用されるものはどれか。
- 感度分析
- 期待金額価値分析
- デシジョン・ツリー
- 発生確率・影響度マトリックス
正解 エ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのリスク
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのリスク
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解説
- 感度分析は、不確実な複数の要因により結果が算出される場合において、ある指標の変化が結果に対して影響する度合いを定量的に分析する方法です。変化を視覚的に把握するためにトルネードグラフやスパイダーグラフが利用されます。
- 期待金額価値分析(EMV分析)は、不確実性を好機と脅威に分け、好機を正の数値、脅威を負の数値で表す手法です。リスクの大きさを数値で表すため定量的リスク分析で用いられます。
- デシジョンツリー分析は、意思決定の各段階の選択肢を樹木構造で示した図に基づいて、最適な結果を得るための経路を分析する手法です。数値をもとに最適な意思決定を探るため定量的リスク分析で用いられます。
- 正しい。発生確率・影響度マトリックスは、各リスクの発生確率と影響度の度合いをそれぞれ「高」「中」「低」などの定性的な言葉、又は0.1~0.9までの一般的な尺度で表し、それらの組合せで表現されるマトリクス上に各リスクを分類してリスクレベルを判定する手法です。
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