平成30年春期試験問題 午前Ⅱ 問13
問13解説へ
プロジェクトで発生している品質問題を解決するに当たって,図を作成して原因の傾向を分析したところ,発生した問題の80%以上が少数の原因で占められていることが判明した。作成した図はどれか。
- 管理図
- 散布図
- 特性要因図
- パレート図
正解 エ問題へ
分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの品質
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの品質
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解説
パレート図は、値の大きい順に分析対象の項目を並べた棒グラフと、累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフで、主に複数の分析対象の中から重要である要素を識別するために使用します。
- 管理図は、中央線および上限と下限を示す限界線を引いて、製品などの特性値を打点することで、工程の状態や品質を時系列に表した図で、工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために使用されます。
- 散布図は、縦軸・横軸に2項目の量や大きさ等を対応させて、分析対象のデータを打点した図で、2項目間の分布・相関関係を把握するのに使用されます。
- 特性要因図は、矢印付き大枝の先端に特性(結果)を、中枝、小枝に要因(原因)を表した図であり、要因同士の因果関係を分析し、主要または根本原因を明らかにするために使用します。
- 正しい。パレート図は、多数の要素の中から管理対象とすべき重要な群を明らかにするために使用します。
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