平成30年春期試験問題 午前Ⅱ 問25
問25解説へ
テンペスト攻撃の説明とその対策として,適切なものはどれか。
- 通信路の途中でパケットの内容を改ざんする攻撃であり,その対策としては,デジタル署名を利用して改ざんを検知する。
- ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し,表示内容を解析する攻撃であり,その対策としては,電磁波を遮断する。
- マクロウイルスを使う攻撃であり,その対策としては,ウイルス対策ソフトを導入し,最新のウイルス定義ファイルを適用する。
- 無線LANの信号を傍受し,通信内容を解析する攻撃であり,その対策としては,通信パケットを暗号化する。
正解 イ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策
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解説
テンペスト技術は、モニターやキーボード、ネットワークケーブルなどから放射されている微弱な電磁波を傍受し解析することで元の情報の再現を試みる技術です。一般に知られている実験では、ブラウン管ディスプレイやケーブルから発生する電磁波を3m離れた地点で傍受して、表示されている画像を再現した例があります。
傍受を防ぐための対策としては、ブラウン管ディスプレイから液晶ディスプレイに切り替える、ケーブル等を電磁シールドで包む、PCを使用する部屋全体をシールドしてしまうなど、機器から放射される電磁波を極めて少量に抑える方法が効果的です。よって「イ」が正解です。
傍受を防ぐための対策としては、ブラウン管ディスプレイから液晶ディスプレイに切り替える、ケーブル等を電磁シールドで包む、PCを使用する部屋全体をシールドしてしまうなど、機器から放射される電磁波を極めて少量に抑える方法が効果的です。よって「イ」が正解です。
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