平成31年春期試験問題 午前Ⅱ 問7
問7解説へ
PMBOKガイド第6版によれば,"ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント"で行う活動はどれか。
- 交渉やコミュニケーションを通してステークホルダーの期待をマネジメントする。
- ステークホルダーの権限レベルとプロジェクト成果に関する懸念レベルに応じて,ステークホルダーを分類する。
- ステークホルダーのリスク選好を決めるためのステークホルダー分析をする。
- プロジェクト・コミュニケーション活動のための適切な取組み方と計画を策定する。
正解 ア問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのステークホルダ
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのステークホルダ
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解説
PMBOK第6版における"プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント"には、次の4つのプロセスが定義されています。
- ステークホルダーの特定
- プロジェクトのステークホルダーを定期的に特定し、プロジェクト成功への関心事、関与、相互依存、影響、および潜在的影響に関連する情報を分析し、文書化するプロセス
- ステークホルダー・エンゲージメントの計画
- プロジェクトに影響を与える人・グループ・組織を特定して、影響度や関心を分析して、ステークホルダーがプロジェクトへ関与することを促すための戦略を策定するプロセス
- ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント
- ステークホルダーのニーズや期待に応え、課題に対処し、ステークホルダーの適切な関与を促すためにステークホルダーとコミュニケーションをとり、協働するプロセス
- ステークホルダー・エンゲージメントの監視
- エンゲージメント戦略と計画の改訂を通して、プロジェクトのステークホルダーとの関係を監視し、ステークホルダーの関与のための戦略をテーラリングするプロセス
- ステークホルダーをプロジェクトの適切な段階で関与させ、プロジェクトの成功へのステークホルダーの継続的なコミットメントを獲得し、確認し、または維持する。
- 交渉やコミュニケーションを通してステークホルダーの期待をマネジメントする。
- ステークホルダー・マネジメントに関連するリスクや潜在的な懸念に対処し、ステークホルダーから提示され得る将来の課題を予測する。
- 特定された課題を明確にし、解決する。
- 正しい。文章に"マネジメント"という語句が入っているので、"ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント"で行う活動とわかります。
- "ステークホルダーの特定"で行う活動です。
- "ステークホルダー・エンゲージメントの計画"で行う活動です。
- "コミュニケーション・マネジメントの計画"で行う活動です。
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