令和2年秋期試験問題 午前Ⅱ 問22
問22解説へ
労働者派遣事業における派遣労働者の労働時間,休日,休暇などの具体的な就業に関する枠組み設定のうち,労働関連の法に照らして適切なものはどれか。
- 派遣元と派遣先との間で設定し,派遣労働者はその条件に従わなければならない。
- 派遣先が設定し,それを派遣元と派遣労働者に通知することになっている。
- 派遣先と派遣労働者との間で設定し,両者の間の労働契約に盛り込む必要がある。
- 派遣元と派遣労働者との間で設定し,派遣先はその範囲内で派遣労働者を指揮命令の下に労働させなければならない。
正解 エ問題へ
分野 :ストラテジ系
中分類:法務
小分類:労働関連・取引関連法規
中分類:法務
小分類:労働関連・取引関連法規
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解説
- 派遣労働者の労働条件は派遣元との契約内容によります。労働者派遣契約において派遣先が決められるのは、就業日、就業開始時刻および終了時刻、休憩時間などに限られます。
- 労働時間、休日、休暇は、派遣元と派遣労働者の契約によって決定されます。
- 派遣先と派遣労働者の間には指揮命令関係があるだけで契約関係はありません。
- 正しい。派遣労働者が労働契約を締結するのは派遣元との間なので、派遣先で業務に従事していても派遣元との労働契約が適用されます。派遣先は派遣元と派遣労働者の労働契約に反しない範囲でのみ、指揮命令を行って業務に従事させることができます。
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