平成29年春期試験問題 午前Ⅱ 問15
問15解説へ
新しく編成するプロジェクトチームの開発要員投入計画に基づいてPCをレンタルで調達する。調達の条件を満たすレンタル費用の最低金額は何千円か。
〔開発要員投入計画〕〔調達の条件〕
〔開発要員投入計画〕〔調達の条件〕
- PCのレンタル契約は月初日から月末日までの1か月単位であり,日割りによる精算は行わない。
- PC1台のレンタル料金は月額5千円である。
- 台数にかかわらず,レンタルPCの受入れ時のセットアップに2週間,返却時のデータ消去に1週間を要し,この期間はレンタル期間に含める。
- セットアップとデータ消去は,プロジェクトチームの開発要員とは別の要員が行う。
- 開発要員は月初日に着任し,月末日に離任する。
- 開発要員の役割にかかわらず,共通仕様のPCを1人が1台使用する。
- レンタル期間中にPCを他の開発要員に引き渡す場合,データ消去,セットアップ及び引渡しの期間は不要である。
- 350
- 470
- 480
- 500
正解 イ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの調達
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの調達
広告
解説
開発要員が開発期間中に使用する台数と、セットアップ及びデータ消去に要する台数に分けて考えていきます。
まず実際に開発に使用される台数ですが、「(6)開発要員の役割にかかわらず、共通仕様のPCを1人が1台使用する」という条件から、表中の投入される延べ開発要員数と同じになります。
次に受入れ時のセットアップについて考えます。「(7)レンタル期間中にPCを他の開発要員に引き渡す場合,データ消去,セットアップ及び引渡しの期間は不要である」とあるので、セットアップはPCの総使用台数が増える月の前月に、増加するPC台数分だけ行えば良いことになります。例えば、2月には開発に使用されるPCが2台増えるので、1月にはそのPCのセットアップのために2台を受け入れる必要があるという具合です。セットアップのために必要なレンタル台数を表に書き込むと以下のようになります。返却時についても同じで、PCの総使用台数が減った月には減少した分だけデータ消去作業を伴います。上表のうちセットアップとデータ消去が同時に発生する8月だけは特殊です。数字通りであれば、2台のPCをデータ消去し、新たなPCを2台受入れるので計4台のレンタルが必要かのように思いますが、2台をセットアップもデータ消去もせずにレンタルし続け、9月から再投入すれば受入れおよび返却にかかわる8月のレンタル台数は2台で済みます。以上より、月ごとのレンタル台数は以下のようになります。延べレンタル台数は94台、PC1台のレンタル料金は月額5千円なので、レンタル費用は以下のように計算できます。
94台×5千円=470千円
したがって「イ」が正解です。
まず実際に開発に使用される台数ですが、「(6)開発要員の役割にかかわらず、共通仕様のPCを1人が1台使用する」という条件から、表中の投入される延べ開発要員数と同じになります。
次に受入れ時のセットアップについて考えます。「(7)レンタル期間中にPCを他の開発要員に引き渡す場合,データ消去,セットアップ及び引渡しの期間は不要である」とあるので、セットアップはPCの総使用台数が増える月の前月に、増加するPC台数分だけ行えば良いことになります。例えば、2月には開発に使用されるPCが2台増えるので、1月にはそのPCのセットアップのために2台を受け入れる必要があるという具合です。セットアップのために必要なレンタル台数を表に書き込むと以下のようになります。返却時についても同じで、PCの総使用台数が減った月には減少した分だけデータ消去作業を伴います。上表のうちセットアップとデータ消去が同時に発生する8月だけは特殊です。数字通りであれば、2台のPCをデータ消去し、新たなPCを2台受入れるので計4台のレンタルが必要かのように思いますが、2台をセットアップもデータ消去もせずにレンタルし続け、9月から再投入すれば受入れおよび返却にかかわる8月のレンタル台数は2台で済みます。以上より、月ごとのレンタル台数は以下のようになります。延べレンタル台数は94台、PC1台のレンタル料金は月額5千円なので、レンタル費用は以下のように計算できます。
94台×5千円=470千円
したがって「イ」が正解です。
広告