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プロジェクトマネージャ令和2年秋期 午前Ⅱ 問14
問14
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス"コミュニケーションの計画"の目的はどれか。
- プロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化すること
- プロジェクトのステークホルダに対し要求した情報を利用可能にすること及び情報に対する予期せぬ具体的な要求に対応すること
- プロジェクトのステークホルダのコミュニケーションニーズを確実に満足し,コミュニケーションの問題が発生したときにそれを解決すること
- プロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定すること
分類
マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトのコミュニケーション
正解
エ
解説
JIS Q 21500:2018では、プロセス"コミュニケーションの計画"を以下のように定義しています。
「コミュニケーションの計画の目的は,プロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定することである。
プロジェクトは,プロジェクトの情報を伝達する必要性があるが,情報のニーズ及び配布の方法は多様である。プロジェクト成功の要因には,ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要求に従った情報のニーズを特定すること並びにそのニーズを満たすための適切な手段の明確化を含んでいる。
地理的に分散した要員,多様な文化などの要因,及び組織的要因は,コミュニケーション要求事項に重要な影響を及ぼすことがある。(中略)
このプロセスは,プロジェクトの計画の早い時期に始め,ステークホルダの特定及び分析に続いて,定期的にレビューし,必要に応じて改訂し,プロジェクトを通じて継続的な有効性を確保することが望ましい。コミュニケーションの計画は,情報に関する要求事項を定め,そして適正なステークホルダによってこれをプロジェクトを通じて容易に入手できるようにすることが望ましい」
したがって「エ」の記述が適切です。
「コミュニケーションの計画の目的は,プロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定することである。
プロジェクトは,プロジェクトの情報を伝達する必要性があるが,情報のニーズ及び配布の方法は多様である。プロジェクト成功の要因には,ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要求に従った情報のニーズを特定すること並びにそのニーズを満たすための適切な手段の明確化を含んでいる。
地理的に分散した要員,多様な文化などの要因,及び組織的要因は,コミュニケーション要求事項に重要な影響を及ぼすことがある。(中略)
このプロセスは,プロジェクトの計画の早い時期に始め,ステークホルダの特定及び分析に続いて,定期的にレビューし,必要に応じて改訂し,プロジェクトを通じて継続的な有効性を確保することが望ましい。コミュニケーションの計画は,情報に関する要求事項を定め,そして適正なステークホルダによってこれをプロジェクトを通じて容易に入手できるようにすることが望ましい」
したがって「エ」の記述が適切です。
- プロセス"ステークホルダの特定"の目的です。
- プロセス"情報の配布"の目的です。
- プロセス"コミュニケーションのマネジメント "の目的です。
- 正しい。プロセス"コミュニケーションの計画"の目的です。