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プロジェクトマネージャ令和6年秋期 午前Ⅱ 問19
問19
- 復旧時に行うログ情報反映の平均処理時間が約2倍になる。
- フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
- フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
- フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
分類
マネジメント系 » サービスマネジメント » サービスの運用
正解
ア
解説
バックアップを使用した復旧処理では、直前のフルバックアップを正常な記憶媒体にロードした後、ジャーナル情報(トランザクションログ)を用いたロールフォワード(前進復帰)を行うことにより、データベースを障害発生直前の状態まで回復させます。前回のフルバックアップ後にコミットされたトランザクションは、ジャーナル情報をもとに復元を行うので、フルバックアップの間隔が長いほど復元を要するトランザクション数も多くなります。
例えば、フルバックアップの間隔が1週間であるとき、障害がランダムな時期に発生すると仮定すれば、平均して半週分のトランザクションがロールフォワードの対象となります。これに対して、フルバックアップの間隔が2週間に延びると、平均して1週間分のトランザクションがロールフォワードの対象となります。このように、フルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードを行うべきジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍となります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になってもバックアップ対象のデータ量は変わらないため、いずれも変化しません。
例えば、フルバックアップの間隔が1週間であるとき、障害がランダムな時期に発生すると仮定すれば、平均して半週分のトランザクションがロールフォワードの対象となります。これに対して、フルバックアップの間隔が2週間に延びると、平均して1週間分のトランザクションがロールフォワードの対象となります。このように、フルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードを行うべきジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍となります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になってもバックアップ対象のデータ量は変わらないため、いずれも変化しません。